フィエスタ・デ・エスメラルダ 〜 エメラルド・パーティ

2005. 3.11 (金) 19:00 - late

特別ゲスト: 早田英志 (エメラルド・カウボーイ)熱血トーク(20:00予定)
DJ: Tomy, Salserin, カルロス鈴木(Juanchito), Suda(SalsaJapan), Desordo, まつし, etc

予告編上映、その他特別企画有

場所 六本木ファンチート (03-3401-8321)


公開中の映画「エメラルド・カウボーイ」の監督・主演であり、実際にコロンビアのエメラルド王である早田英志氏をゲストに迎えてのサルサ・パーティ。
場所は、コロンビアを描いた壁画があざやかなファンチート。 ファンチートとは、コロンビア第二の都市カリに隣接するラテンディスコ街の名前である。
NY, LA, CUBAとも違う濃厚濃密な南米の空気を楽しみましょう。




映画「エメラルド・カウボーイ」

東京:シネセゾン渋谷

時間 11:10 / 13:40 / 16:10 / 18:40
(各回入替) 
※11:10の回は3/11(金)まで
※3/17(木)は18:40の回休映

当日料金(税込)一般¥1800 学生¥1500 中・小シニア¥1000

大阪:テアトル梅田 3/19公開

時間 10:00 14:20 18:40 
(各回入替) 

当日料金(税込)一般¥1800 学生¥1500 中・小シニア¥1000

映画情報

[監][総][脚][出]早田英志 
[監][製][編]アンドリュー・モリーナ 
[製][音監][美][出]パトリシア・ハヤタ 
[出]ルイス・ベラスコ リカルド・ウィルキー 
[制作データ] 2002コロンビア/アップリンク=アンデス・アート・フィルムズ
[上映時間] 123分


リンク

 「エメラルド・カウボーイ」公式サイト
 六本木ファンチート
 SalsaJapan!
 アップリンク

エメラルド王に登りつめた日本人、早田英志の驚愕の真実

色付き宝石の中で最も価値の高いと言われるエメラルド。それは、男達の血で洗われ磨かれてきた“緑の血”とも言われる。そのエメラルドの世界最大の産地南米コロンビアに“エメラルド王”と呼ばれる一人の日本人がいた!

その男の名は早田英志。
70年代に単身コロンビアに渡り、現在では鉱山、輸出会社、警備会社を経営する世界のエメラルド・ビジネス界のナンバー1となった男である。

反政府ゲリラによるテロが頻発し、毎年2,000人以上が身代金目当てのため誘拐されるコロンビアの中でも、最も危険な地域がアンデス山脈の密林の奥地。そこに、エメラルドに夢を求める現代のカウボーイ達が西部開拓時代のように集まってくる。日本の裏側で、常に10人ものボディガードを引き連れ、危険と背中合わせの激動の日々を暮らす男が早田英志である。
エメラルド・ビジネスの成功と反比例して金銭目当ての誘拐犯の危険に家族が脅かされるため、ハリウッドのビバリーヒルズに豪邸を購入し家族をそこに住まわせることに。しかし、成功してもなお崖っぷちの人生を歩み続ける早田はその豪邸を売り払い、自らの半生を映画にするという新たな“冒険”に乗り出したのだった。

当初は、ハリウッドから監督と俳優を招いて撮影する予定が、コロンビアしかも反政府ゲリラが戦闘をくり返すアンデスの山奥の鉱山での撮影に尻込み、最終的に早田自ら監督をし演じる事を余儀無くされる。その結果ドラマ部分と緊張感溢れるドキュメンタリー部分をミックスさせた“アクション・ドキュメンタリー”というユニークな構成が生み出された。

コロンビアで4ヵ月に及ぶロケを経て完成した映画は、2003年秋ニューヨークを皮切りに全米で公開、2004年9月には現地コロンビアで公開され、ハリウッド映画を脅かす大ヒットを記録する。しかしそのお陰で、連日テレビや新聞に“南米で成功した最も有名な日本人”として登場する早田の元に、以前にも増してゲリラや送り主不明の脅迫状が届くという現在である。

“冒険”はこの世で最も甘美なもの。
私はコロンビアのエメラルド・ゾーンを愛している。
私の心はそこにある。そして、いつかそこで死ぬだろう
(早田英志)


早田英志(はやた えいし)

1940年10月、埼玉県熊谷市生まれ。東京教育大学農村経済学科卒業。ノースウエスト航空、パンアメリカン航空でラインメカニックとして勤務。30歳前に、中米のコスタリカ国立大学医学部に留学。その後、ラテンアメリカに興味を持ち、現地でレストラン・コーヒー園・不動産業などの経営を経て、エメラルド原石業を始め、現在では、エメラルドの鉱山、輸出会社、千人を擁する警備会社を経営する『コロンビア・エメラルド・センター』の社長である。

2003年の統計では日本に輸入されるエメラルドの70〜80%が、早田の事務所からのものである。
セキュリティーの問題から、ボゴタとロサンゼルスを往復する生活を余儀なくされているが、早田の本当の情熱は鉱山にある。彼を良く知る人間は、彼は鉱山に行くたびに目が輝きエネルギーに満ち溢れることを認める。
映画の中に、早田が女検事の取調べを受けるシーンがある。早田は自身の波乱に富んだ25年の人生については語らず、こう言うのだ。
「冒険はこの世で最も甘美なものだ。私はコロンビアのエメラルド鉱山を愛している。私の心はそこにある。そして、いつかそこで死ぬだろう」
【Cromos 2001年4月23日号より一部転載】